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レーザー光は、医療分野をはじめ、さまざまな産業分野で活躍している
現在、レーザー光は私たちの暮らしに驚くばかりの技術革新をもたらしています。レーザーメスをはじめとした医 療分野、レーザー加工機などの産業分野、さらに、CDやDVDに代表されるAV製品にいたるまで、レーザー光は多くの分野で幅広く利用されています。ま た、コンサートの演出など、私たちがレーザー光そのものを眼にする機会もあります。レーザー光の速さは30万km/秒、たった1秒で地球を7周半できるほ ど高速です。さらに、レーザー光には長距離でも拡散しないで伝わり、小さなスポットに集められるという大きな特長があります。こうしたレーザー光ならでは の特性を利用して開発された製品がレーザー距離計です。
ピンホールまでの距離をすばやく測定 計測器 赤外線 携帯
瞬時に目標物までの距離を測定できるレーザー距離計は、ゴルフでの目標設定時に使われることが多くなりまし た。正確な実測データを知ることで正しい距離感を身につけることができます。特にゴルファーの間では思い描いたショットにつながるとして注目を集めていま す。コースの地形や風など、さまざまに変化する状況下で正確な距離を知ることは、プレイヤーにとって大きなメリットであることはもちろん、ゴルフを上達す るうえでも役立つ情報となっています。また、勾配のあるコースにおいては、距離だけでなく高低差や傾斜角を計測できるレーザー距離計を使用することで、プ レイヤーは自分のショットをイメージしやすくなりました。
レーザー距離計は、目標物にレーザー光を照射し、反射して戻ってくる時間から目標物までの距離を測定します。その際、測定精度を高めるため約 0.5秒という短時間の間に何百回も照射します。これは、目標物が小さい場合など、1回の照射だけでレーザー光が命中しない場合でも、照射の回数を増やす ことによって測定の確実性を向上させる意味もあります。また、ゴルフ用途において、ピンフラッグまでの距離を測定する場合、ピンフラッグからの反射光に加 えて、背景の樹木などから反射されるレーザー光があります。こうした2つの受光信号に対して、ニコンのレーザー距離計は距離優先切り替えシステム※を 採用し、受光信号に対する優先度を選択できます。近距離優先モードでは受光信号として得られた近距離データ、遠距離データから近距離側のデータを表示する ため、背景の樹木ではなくピンフラッグまでの距離を知ることができます。このように目的に合った正確な測定がストレスなく素早く行えるレーザー距離計はゴ ルフコースでの使用に最適といえます。現在ではすでに多くのゴルファーに歓迎され、好評を博しています。